国土交通省は18日、「平成24年度 歴史的風致維持向上推進等調査」の選定結果を発表した。
地方公共団体等を対象に、良好な景観や歴史的まち並みの形成における資金面、人材面、制度面等の共通課題に対して優れた提案を募集、国の委託調査として実施するというもの。
(1)特定共通課題に対する取り組みの提案(民間資金の導入による町屋等の歴史的建造物の修理・活用等の促進、広域的な歴史まちづくりの専門家組織の提案)と、(2)その他共通課題の提案とそれに対する取り組みの提案の2種類の募集を行なった。
応募申請29件のうち、高島市美しい里の景観保全・活用協議会(滋賀県高島市)の「美しい『』“里の景観”の持続的保全に向けた”里ビジネス”成立可能性調査」、大和・町屋バンクネットワーク協議会(奈良県奈良市)の「期間限定サブリースによる新たな町屋利活用の推進調査」等、15件が選定された。