不動産ニュース / その他

2012/5/30

オーナーのCO2排出削減量272t、国内クレジットとして認証取得/積水ハウスグループ

「国内クレジット制度」認証取得に至るフロー
「国内クレジット制度」認証取得に至るフロー

 積水ハウス(株)は30日、同社が運営する国内クレジット制度に基づくオーナー組織「グリーンファースト倶楽部」が、同社と積水ハウスリフォーム(株)が設置した太陽光発電システムや燃料電池により削減されたCO2排出量をとりまとめ、「国内クレジット」認証を取得。このクレジットを用いた排出権取引による売却益を、持続可能な社会づくりに向けての諸活動を展開する非営利団体「ジャパン・フォー・サステナビリティ」に全額寄付したと発表した。

 「国内クレジット制度」は、経済産業省・環境省・農林水産省が実施する温室効果ガスの排出削減と省エネ活動を推進することを目的に、京都議定書目標達成計画で規定されている温室効果ガス排出削減量を認証し、排出権取引等に活用できるもの。同社は、この制度に基づき太陽光発電システムと燃料電池によるCO2排出削減事業を企画。2011年7月にプログラム型排出削減事業として承認を受け、事業主体となる太陽光発電システムと燃料電池を設置した住宅オーナー組織「グリーンファースト倶楽部」を発足した。今回は、11年11月末日までに入会した会員のCO2排出削減量272tについて、国内クレジットとして認証を受けた。

 同社は今後も、太陽光発電システム・燃料電池の設置実績を増やし、国内クレジット制度の実施期間である13年3月31日までに、1万t規模の国内クレジット認証取得を目指す。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。