不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2012/6/6

“地主ビジネス”を拡大、3年後までに300億円規模のファンド組成/日本商業開発12年3月期決算

 日本商業開発(株)は5日、2012年3月期決算説明会を開催した。

 当期(11年4月1日~12年3月31日)の連結売上高は、99億7,300万円(前期比773.9%増)、営業利益7億4,600万円(同134.4%増)、経常利益7億2,800万円(同274.1%増)、当期純利益3億9,300万円(同24.0%増)。

 主力の不動産ソリューション事業では、12年3月に不動産私募ファンド「JINUSHIファンド」を組成し、年金基金等より総額24億円の出資を受け、第1号投資案件(大阪市都島区、敷地面積約4,800平方メートル)への投資が完了。その仲介手数料が売上に寄与し、売上高93億8,304万円(前年同期:3億2,350万円)、セグメント利益は9億8,305万円(前期比220.7%増)を計上した。

 同社代表取締役社長・松岡哲也氏は、「当期は創業以来の念願であった投資ファンドを立ち上げることができた。今後、底地を賃貸する“地主ビジネス”を主軸に事業を拡大。投資規模は3年で300億円、10年後には3,000億~4,000億円を目指す。引き続き良質な物件の仕入に力を入れていきたい」などと話した。

 なお、次期は連結売上高48億円、営業利益5億1,000万円、経常利益2億2,000万円、当期純利益1億2,000万円を見込んでいる。

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