三井ホーム(株)は、賃貸併用住宅商品「WITH RENT(ウィズ・レント)」を、9日(土)より発売する。
同商品は、都市部の建て替え層をターゲットに、敷地のポテンシャルを最大限に生かした賃貸事業提案と、ゆとりやリゾート感を味わえる「ペントハウス」風の最上階での暮らしを合わせて提案するもの。
「外観」「空間」「住み心地」の3つのこだわりがコンセプト。「外観」は、ふかし壁や厚みのあるタイルによる陰影の深いデザインを採用。時間の経過とともに味わいが深まるように配慮した。「空間」は、トップライトやハイサイドライトを設け、明るく開放感のある暮らしを提案。自宅を最上階に、賃貸を下の階とすることで、オーナー宅の良好な日当たり、眺望を確保する。「住み心地」は、標準仕様の同社オリジナル屋根断熱材「ダブルシールドパネル」や、ハイレベルな床遮音を標準採用し快適性を確保。さらにオーナーの玄関からのアクセスにはホームエレベーターを用意する。
また、賃貸経営が初めてのオーナーでもスムーズにスタートできるように「30年一括借り上げシステム」や「滞納家賃保証システム」など、さまざまなサポートシステムを用意し、長期安定経営をバックアップする。
想定エリアは、東京23区、東京都下、横浜市、川崎市など、1坪当たり賃料が7,000円以上のエリア。想定オーナーは、子供が独立し、2人で済むには土地・建物が多少広い50歳代以上の夫婦。入居者は、1~2人世帯で、20歳代後半~30歳代社会人男性、または女子学生、社会人女性を想定している。
本体工事価格は、太陽光発電システム4.97kW、家庭用蓄電システム5.53kWh、ECOマネシステム、EVコンセント設備を含むPlan-01モデル(3階建て、自宅面積137.34平方メートル、賃貸面積153.61平方メートル)で6,885万600円(坪単価75万1,000円、税込み)。
7日に開催された記者発表で、同社執行役員経営企画部長の三ツ井泉二氏は、「これまで当社の賃貸併用住宅は、70~100坪の敷地の広いもので、左右に分ける形が多かったが、今回は上下に分ける形で、敷地が多少狭い場合でも対応できるようにした。昨年の賃貸併用住宅の受注は50棟だったが、倍に増やしていきたい」などと述べた。