不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は8日、2011年度の首都圏居住用賃貸物件における定期借家物件の成約状況をまとめ、発表した。
当年度(11年4月~12年3月)の定期借家物件成約数は、7,536件(前年度比▲0.3%)と減少。減少率が最も大きいのは千葉県311件(同▲9.1%)となった一方、埼玉県は992件(同17.5%増)と増加した。居住用賃貸物件に占める割合は3.2%、一戸建てでは13.9%を占めており、成約の43.2%が東京23区に所在していた。
成約が最も多い賃料帯は「5~10万円未満」で、マンションが47.5%、アパートが71.3%を占めた。特にマンションは低賃料帯の増加が目立ち、平均成約賃料は12万3,200円(同▲13.6%)と下落した。「礼金0」の割合は全種目で普通借家より定期借家の方が高く、アパートは、「礼金」・「敷金」ともに0ヵ月が最多となった。