不動産ニュース / ハウジング

2012/6/8

都内2ヵ所目のモデルハウスで独立型二世帯住宅を提案/ポラスグループ

外観。左が「ARZILL」、右が「和美庵」
外観。左が「ARZILL」、右が「和美庵」
「ARZILL」室内。左右の飾り棚が耐力壁「パルテノン」
「ARZILL」室内。左右の飾り棚が耐力壁「パルテノン」
「和美庵」室内。左側の通り土間が空気の通り道となる
「和美庵」室内。左側の通り土間が空気の通り道となる

 ポラスグループのポラテック(株)(埼玉県越谷市、代表取締役:中内晃次郎氏)は7日、練馬ICハウジングギャラリー内のモデルハウスを報道陣に公開した。同社が都内で展開するモデルハウスとしては、2009年の赤羽展示場に続く2ヵ所目。

 同展示場では、一区画にスタイルの異なる「『ARZILL(アルジール)』~浮遊する家~」と「『和美庵(わびあん)』~間繋ぎ格子の家~」を展示。リアルサイズのモデルとして、都市部の狭小地に対応できる独立型二世帯住宅を提案している。

 「ARZILL」は、独立型二世帯住宅の子世帯層である、30代前半~40代前半のファミリー層をターゲットとしたもので、敷地面積83.49平方メートル、延床面積は138.17平方メートルの3階建て住宅。1階には駐車場以外にもDIYや趣味のスペースとして多目的に利用できる14帖のマルチガレージを設置。オリジナルの耐力壁により、木造住宅では実現が難しいとされている全面ガラス窓の大開口を2階LDKで実現している。
 また、3階は開放性と家事動線に配慮。主寝室の横やウォークインクローゼットの壁を天井まで延ばさずに、視線が部屋の奥まで届くよう、工夫している。本体価格は3,330万円で、年間販売目標は25棟。

 一方の「和美庵」は、50~60歳代の親世帯をターゲットに設定。京町家風の格子や水庭、通り土間を採用し、子世帯や地域の“つながり”をデザインしている。敷地面積は111.34平方メートル、延床面積は123.05平方メートル。

 1階のLDKは床に赤松の無垢材を使用し、全体を自然素材のリボス塗装で仕上げた。また、間仕切りの代わりにオリジナルの格子「間繋ぎ格子」を採用。通り土間から奥に位置する和室、階段までの目線を遮りながらも光と風を通す仕様とした。外観にも開閉可能な格子を2階まで延ばし、防犯とプライバシーにも配慮している。

 1階の「通り土間」は、人の出入り以外にも風の通り道としても機能。夏場には玄関横の「水庭」を通った心地よい涼風が土間を通して全体にいきわたらせる。本体価格は2,710万円で、年間販売目標は25棟。
 
 同日会見した、同社取締役木造住宅事業部事業部長の森田昭廣氏は「1区画に2棟を配置することで1棟当たり40坪前後のリアルサイズの提案をしている。震災後ニーズに応え、エネファームと家庭用リチウムイオン蓄電池を搭載し、同社初のスマートハウスとした」等と語った。

 3月3日のオープン以来217組が来場しており、すでに5棟を受注。同社では城西エリアへの進出を機に、東京エリアで年間100棟の受注を目指す。

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