不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は22日、子育て世帯の住まい探しの実態調査結果を発表した。
同調査は、1都3県在住の3~12歳の子供を持つ親600名(男女各300名)を対象としたもの。インターネット調査によるもので、期間は2012年6月1日(金)~3日(日)。
子育て視点での住まいの満足度については、「大変満足」と「やや満足」を合わせると74.2%になった。持ち家と賃貸を比較したところ、持ち家の満足度が19.7ポイント高い結果となった。
「満足している理由」としては、「周辺環境や住まいの部屋数、構造などさまざまなことを吟味した」といった、子育てを考慮して多くの点に気を配った様子がうかがえた。一方、「満足していない理由」としては、「車の交通量が多い上に歩道が整備されていないので、子供が危ない」、「治安が悪い」など周辺環境のマイナス面が大きく関わっていることが分かった。
子育てを考えて住まい選びをする際、重要だと思う条件については、「日当たり・風通しが良い」がダントツの1位。次いで「収納が多い」、「耐震性が高い」が続いた。男女別では、「キッチンからリビングの様子が見渡せる」の項目で女性の回答率が男性の2倍以上に。炊事をしながらでも子供の様子がうかがえるのは、女性にとって安心できるポイントであることが分かった。
子供部屋の有無については、持っている家庭は53.5%。住居形態別に見ると、持ち家は76.0%に上るのに対し、賃貸は31.0%に留まり、45ポイントの差が生じる結果となった。