東京藝術大学と三菱地所(株)は、10月30日~11月4日までの期間、丸ビル(東京都千代田区)で音楽イベント「藝大アーツ イン 東京丸の内」を開催する。次代を担う新鋭アーティストの支援と、訪れた人々に気軽に芸術を楽しんでもうらことを目的に開催しているもので、今年で6回目。
同大音楽学部オペラ研究部の教員と学生との共演によるモーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」上演のほか、ピアノ専攻学生によるランチタイム・コンサート、イブニング・コンサート、丸の内就業者が演奏する「丸の内ワーカーによる『金曜日のピアニスト』」など、多数の公演を用意している。
そのほか、同大と東京外国語大学が連携しての教授陣対談も開催。両大学とゆかりの深い岡倉天心をテーマに、「岡倉天心とフェノロサ」「岡倉天心とタゴール」等、芸術のあり方や海外への発信方法、芸術の過去と未来の展望について対談する。
なお、同社は、同大学を卒業した若い芸術家の支援のため、2008年より同イベントに「三菱地所賞」を設置。今年は音楽部門6名、美術部門5名の計11名に賞を授与。期間中音楽部門受賞者によるリサイタル、美術部門受賞者の立体作品展示等も予定している。