不動産ニュース / 開発・分譲

2012/7/31

オフィスビル向け「自然採光システム」の特許取得/ヒューリック

 ヒューリック(株)は30日、マサチューセッツ工科大学(MIT)と研究してきた内容を製品化したオフィスビル用「自然採光システム」について特許を出願、受理されたと発表した。

 同社は2009年9月から3年間、同大学建築・都市計画学部建築学科ビルディングテクノロジー部門と共同で、「首都圏ビルを対象とした最先端自然エネルギー技術の導入による省CO2への取り組み」をテーマに研究を進めてきたが、自然換気・自然採光システムについてのアイディアを製品化したもの。
 「採光ルーバーユニット」をオフィスビルの外壁面の室内側にブラインド状に設置することで建物内部に自然光を効率的に導入できるというもの。日中・年間を通じて変化する太陽光角度に対し複雑なコンピューター制御に頼ることなく、効率良く室内に自然光を取り込める。なお、固定装置であるため設置後は完全なメンテナスフリーで、既存ビルにも設置可能だという。

 なお、自然採光および自然換気システムともに、現在建設中(9月竣工予定)のヒューリック本社ビル(東京都中央区)に導入予定。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。