三井不動産リアルティ(株)は7月31日、関西圏住宅地および既存マンション価格動向調査「第15回リハウス・プライスリサーチ」(2012年7月1日時点)を発表した。調査地点は住宅地164ヵ所、既存マンション173ヵ所。
12年4~6月における変動率は、住宅地が▲0.2%(前回調査時0.1%)と13期連続横ばい傾向に。既存マンションが▲0.7%(同▲1.0%)とやや下落傾向から横ばい傾向に回復した。住宅地地点のうち、上昇は15ヵ所(同15ヵ所)、横ばいは129ヵ所(同135ヵ所)、下落は20ヵ所(同14ヵ所)。既存マンション地点では、上昇は20ヵ所(19ヵ所)、横ばいは107ヵ所(116ヵ所)、下落は46ヵ所(42ヵ所)となった。
また、年間変動率は住宅地で▲1.2%(同▲1.4%)、既存マンションで▲2.6%(同▲2.2%)。いずれもやや下落傾向が続いている。
今後の見通しについて、同社は「一部エリアで価格調整の動きがみられるものの、値動きの幅としては比較的小さいものであることから、今後も大きな価格変動は見受けられない」としている。