(株)リロ・ホールディングは7日、2013年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(12年4月1日~6月30日)の連結売上高は292億2,900万円(前年同期比3.4%増)、営業利益は13億7,400万円(同20.8%増)、経常利益は14億9,200万円(同17.9%増)、当期純利益は9億8,300万円(同43.0%増)となった。
新規顧客の獲得や退会防止等に注力し、国内外のリロケーション事業および福利厚生事業において管理戸数や会員数が増加したほか、賃貸不動産の管理・仲介事業等が伸張した結果、過去最高益となる増収増益となった。
セグメント別にみると、国内リロケーション事業では、賃貸管理事業において管理戸数が増加するなど堅調に推移したことなどにより、営業収益210億7,100万円(同2.8%増)、営業利益7億6,400万円(同44.6%増)となった。
海外リロケーション事業では、管理戸数の増加に加え、関連工事などの収益が伸張したほか、「海外赴任業務支援サービス」における海外出張の手配件数が増加した結果、営業収益は47億3,100万円(同5.0%増)、営業利益は2億3,200万円(同14.8%増)を計上した。
福利厚生事業では、アウトソーシングサービス「福利厚生倶楽部」の会員数が増加したことで会費収入が伸張したこと等から営業収益は24億4,100万円(同6.2%増)となった。一方で、前年同期に実施できなかったキャンペーン等を例年通り実施したため、営業利益は6億400万円(同▲7.1%)であった。
通期については、連結売上高1,200億円、営業利益61億円、経常利益67億円、当期純利益41億5,000万円を見込んでいる。