不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2012/8/13

関係会社整理損など特損26億2,700万円計上で最終赤字/ケネディクス12年12月期第2四半期決算

 ケネディクス(株)は9日、2012年12月期第2四半期決算(連結)を発表した。

 当期(12年1月1日~6月30日)は、営業収益98億8,600万円(前年同期比1.7%増)、営業利益36億5,600万円(同3.7%増)、経常利益16億7,100万円(同4.9%増)、当期純損失11億6,100万円(前年同期:当期純利益6億6,200万円)となった。

 オフィスや商業施設に関する新規ファンド組成やJREITの物件取得などを中心として受託資産の増加があった一方で、引き続き物件売却が順調に推移したことにより、アセットマネジメント受託残高は1兆1,175億円(前年同期比0.6%増)となった。しかし、関係会社整理損や減損損失など合計26億2,700万円を特別損失に計上したことから最終赤字となった。

 主力のアセットマネジメント事業では、管理報酬であるアセットマネジメントフィーが安定的に推移したほか、ケネディクス・レジデンシャル投資法人の上場により取得時報酬であるアクイジションフィーなどが増加したことから、営業収益32億5,000万円(同27.1%増)、営業利益18億7,300万円(同19.7%増)となった。

 通期業績予想については下方修正を発表。同社では、現在の保有資産価値の精査、市場での売却可能性の検討、ノンリコースローン等のリファイナンスに係る新たな資金負担などの検討を実施、今期において売却損または評価損を計上することが適切と判断し、計115億円の損失を計上。これにより営業収益169億円(前回発表比▲2.3%)、営業利益46億円(同▲31.3%)、経常利益10億円(同▲70.6%)、当期純損失102億円(前回発表:17億円)へと修正した。

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