不動産ニュース / 開発・分譲

2012/8/21

「長寿命環境配慮住宅モデル事業」のモデルハウス完成/東京都

「長寿命環境配慮住宅モデル事業」モデルハウス外観
「長寿命環境配慮住宅モデル事業」モデルハウス外観

 東京都は、都有地を活用し、世代を超えて長く住み続けられ、環境に配慮した住宅を供給する「長寿命環境配慮住宅モデル事業」のモデルハウス(東京都府中市)を完成。9月1日から、1年間にわたり一般公開する。

 同事業は、ライフサイクルCO2の50%削減を目指し、中小工務店により先導的な環境配慮住宅モデルを、一般戸建住宅並みの価格で供給。入居後の省エネルギー効果等の検証を行なうことで、住まい方の提案などを都民や住宅事業者に情報発信することを目的に、2010年にスタート。11年8月に、事業者を相羽建設(株)に決定。同社が、12年5月から建設を開始していた。

 事業用地は、JR武蔵野線「北府中」駅徒歩12分に位置。開発面積は約2,100平方メートルで、16棟の戸建住宅を建設する。各住戸をオフセットして配置する独特の住宅配置計画で、地役権を設定した共用庭など、新たな住まい方も提案。共用地に雨水貯水タンクを設置し、災害時に生活用水として利用する。

 建物は、長期優良住宅認定を取得。CASBEEによるライフサイクルCO2削減率50%以上とする。また、太陽光発電や太陽熱を利用した「OMソーラーシステム」を採用。冬は、太陽熱で暖めた空気を床下コンクリートに蓄熱して家全体を暖め、春から秋にかけては、太陽熱を給湯に利用する。

 今後、同事業では、4期に分けて建築・現場公開・販売を行ない、13年秋頃までに全住宅を整備完了する予定。

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