ジョーンズ ラング ラサール(JLL)は23日、2012年版「グローバル不動産透明度インデックス」を発表した。世界の不動産市場の透明度を数値化した、同社独自の隔年調査。12年版は、世界97の不動産市場の透明度を、83の要素に着目して数値化した。
不動産市場の透明度向上に向けた動きは、金融危機後の08・09年に減速したが、その後の市場の回復を受けて新たな勢いを取り戻しており、対象市場のおよそ90%で、前回調査(10年)から着実な改善がみられた。
世界で最も透明度が高かったのは米国。英国とオーストラリアが僅差で続いた。ただし、日本は25位と透明度は前回調査から多少向上したものの、他の主要経済大国と比べ依然として低い結果となった。