三井不動産(株)は28日、米国子会社の三井不動産アメリカを通じ、ワシントンD.C.でオフィスビル「(仮称)1200 17th ストリートビル開発計画」の開発用地を取得したと発表した。同社のワシントンD.C.でのオフィスビル事業としては、4棟目となる。
開発地は、ワシントンD.C.のプライムオフィス立地であるCBD地区、市内有数の商業集積があるコネチカットアベニュー近くに位置し、敷地面積は約470坪。建設するビルは、地上11階地下2階建て、賃貸面積約4,700坪を予定。三方道路の立地を活かした明るい採光計画とし、屋上にルーフバルコニー、地下にトレーニングジムを設置するなど、オフィスワーカーのサービス機能を充実させる。今年9月に既存建物の解体に着手。2013年3月着工、14年9月完成予定。
三井不動産アメリカのワシントンD.C.におけるオフィスビル事業は、今回の事業も含め、地元有力ディベロッパーのアクリッジ社と所有・管理運営の共同事業としている。三井不動産グループは、ワシントンD.C.をニューヨークと並ぶ米国の重要拠点と位置付けており、今後も同社とのパートナーシップを強化。さらなる事業機会の獲得を目指す。