(株)ホームアドバイザー・オウチーノ総研は8月31日、20歳以上の男女を対象にした「老後に住みたい国・都市(地域)」のアンケート調査結果を発表した。2012年5月21~27日の7日間にインターネットで調査したもので、有効回答数は655件。
「老後に住みたい国・都市(地域)」では、「ハワイ(アメリカ)」が総合で1位を獲得。理由については「温暖な気候」が最も多く、続いて「穏やか」「楽しそう」「のんびりしている」といった「雰囲気」重視の傾向が見られた。また、3番目の理由が「日本語が通じるから」となっており、同社は「都会の喧騒を離れ、暖かい土地でゆったりと過ごしたいが、なるだけ生活様式は変えたくない」を老後の憧憬イメージとして挙げている。
一方、2位の「沖縄」に続き、「住み慣れているから」「子どもや孫と離れたくない」という理由で3位に「東京」がランクインした。4位は「神奈川」「シドニー(オーストラリア)」の2都市が入った。そのほかでは「物価の安さ」で「バンコク(タイ)」(7位)、「バリ島(インドネシア)」(8位)など海外移住先として人気の東南アジアの都市がランクインした。
また、「老後に住みたい国」では、20代~60代以上までの全世代で「日本」が半数近くを占め1位を獲得。しかし全年代で「日本」の獲得割合は50%を割り込んでおり、半数以上の日本人が、移住できるとしたら「老後を海外で過ごしたい」と考えていることも分かった。ちなみに2位は全世代で「アメリカ」、また「オーストラリア」も全世代でトップ5に入った。