不動産ニュース / 調査・統計データ

2012/9/12

東京主要5区のオフィスビル平均空室率、2ヵ月連続の改善/ビルディング企画調査

 (株)ビルディング企画は11日、8月の東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィス市況調査結果を発表した。

 東京主要5区の平均空室率は8.71%(前月比▲0.19ポイント)と2ヵ月連続で改善した。区別では、千代田区7.29%(同0.25ポイント増)、中央区7.23%(同▲0.15ポイント)、港区9.13%(同▲0.12ポイント)、新宿区12.66%(同▲1.40ポイント)、渋谷区7.86%(同0.05ポイント増)となった。

 最も空室率が改善した新宿区は、5,000坪の大規模な新築ビル成約があったため。千代田区も500坪強の新規募集が相次ぎ空室率が上昇に転じた。

 推定成約賃料は、坪当たり1万6,092円(同▲28円)。賃料値下げの動きは続いているものの、競争力の高い一部の既存ビルが成約価格の引き上げや値下げ幅の圧縮傾向がみられた。新築ビルの平均空室率は31.60%(同▲2.48ポイント)、推定成約賃料は2万8,895円(同770円増)となった。

 同社は、ビル市場の現況について「拡張系の移転が増加しており移転需要は増加しているが、企業の新たなリストラの動きも出始めており、今後は大規模な解約や縮小・移転統合の動きなどがオフィス市況に与える影響が懸念される」としている。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。