積水ハウス(株)は13日、大規模複合開発「御殿山プロジェクト」(東京都品川区)が、(財)都市緑化機構が主催する「屋上・壁面・特殊緑化技術コンクール」において最上位の「国土交通大臣賞」を受賞したと発表した。
同コンクールは、ヒートアイランド現象の緩和、省エネルギーの推進や生物多様性の確保、景観の向上等に有効な屋上等特殊空間の緑化について積極的に取り組み、優れた成果を上げている民間企業、公共団体、個人等を表彰するもの。
同プロジェクトは、約2万8,000平方メートルの敷地にオフィスとマンションを開発。「里山」を手本に、生態系に配慮した「5本の樹」計画に基づき、既存樹の保存や在来種を中心とした約2万6,000本の植樹により、周辺地域の緑と一体となる緑のネットワークを創出している。
屋上緑化と壁面緑化を積極的に行なうことで立体的な緑の景観を創出し、地域の自然再生に貢献する大規模な緑地を創出している点が、都市再生における緑地創出の好例として高く評価され、受賞に至った。
なお、同プロジェクトは、東京都品川区主催「平成23年度 みどりの顕彰制度」でも「緑化大賞」を受賞している。