アドバンス・レジデンス投資法人(ADR)は2012年7月期決算を発表した。
当期(12年2月1日~7月31日)の運用成績は、営業収益122億1,900(前期比8.5%増)、営業利益65億5,900万円(同9.6%増)、経常利益46億1,200万円(同15.4%増)、純利益46億1,100万円(同15.4%増)、1口当たり分配金4,724円(同224円増)。
期初に実施した公募増資等を通じて新たに想定NOI利回りがポートフォリオ平均を上回り、かつ築年数が浅い17物件(取得価格合計260億8,800万円)を取得。さらに3物件を運用資産とする匿名組合出資持分への投資を実施、当該物件取得に関する優先交渉権を取得した。
運用面では保有物件の高稼働率維持や礼金の収受、広告宣伝費の削減等を通じ物件の収支改善を実施。増収増益を達成した。
なお、当期末現在の保有資産は190物件(取得価格合計3,679億1,100万円)、期中平均稼働率は96.2%。
次期については、営業収益122億100万円、営業利益64億3,100万円、経常利益46億7,600万円、純利益46億7,500万円、1口当たり分配金4,500円を見込んでいる。