住友林業(株)は19日、国土交通省が推進する「平成24年度木造建築技術先導事業」において、3物件が採択されたと発表した。
同事業は、木材を大量に使用する建築物の整備によって低炭素社会の実現に貢献することを目的としたもので、構造・防火面で先導的な設計・施工技術が導入される大規模木造建築物の建設に対し、費用の一部が補助される。
採択されたのは、木造準耐火真壁構造と梁現し構造を採用した「チャーム四條畷木造老人ホーム」、独自の耐火外壁と大空間を実現した「日吉材木店 八王子複合高齢者住宅」、国内初の純木質耐火集成材を用いた「音ノ葉グリーンカフェ」。いずれも、建築物の木造化に関する普及効果を高く評価され、採択に至った。