不動産ニュース / その他

2012/9/28

自然採光・自然換気システム、免震構造の採用など最新技術を導入した新本社ビル完成/ヒューリック

新本社外観
新本社外観

 ヒューリック(株)は10月、日本橋二丁目再開発事業に伴い、東京都中央区日本橋大伝馬町に本社を移転する。それに先立つ27日、報道陣に新本社ビルを公開した。

 新本社は東京メトロ日比谷線小伝馬町駅から徒歩3分に位置、敷地面積996.71平方メートル、延床面積7687.94平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造、中間層免震構造を採用した地上10階地下1階建て。

 空調や換気システムは、無風状態からでも一定の換気量を確保できる自然換気システム、湿度調整により冷房時の設定温度が高めでも快適な室内環境を保つデシカント空調システムを採用。5階以上には自然光を取り込む自然採光ルーバーや、ハイブリッドカーテンウォール、LED照明等により二酸化炭素排出量の大幅な削減を実現するなど、環境に配慮している。また、屋上に設置した非常用発電機や太陽光発電パネルで発電したエネルギーを、災害時の非常用電源とし、社員7日分の水・食料を確保できる防災備蓄スペースも館内に確保した。

 内覧会で説明した同社広報・IR部の伊藤 伸氏は「新社屋は、当社のコーポレートスローガンである安心・安全・快適に基づいた高品質な都市型オフィスであり、当社のショールームも兼ねている」と述べた。新社屋へは10月1日より移転。

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