国土交通省は1日、2011年「全国屋上・壁面緑化施工実績」の調査結果を発表した。
屋上緑化や壁面緑化は都市におけるヒートアイランド現象の緩和、美しく潤いのある都市空間の形成、都市の低炭素化等の観点から注目を集めている。
調査はおおむねの傾向をとらえるためのもので、全国の造園建設会社や総合建設会社、屋上・壁面緑化関連資材メーカー等、計453社を対象にアンケートを郵送。217社から得た回答を集計した（回収率47.9％）。
同年の屋上緑化の施工面積は約25.2ha（前年：27.6ha）となった。また、壁面緑化は約8.9ha（同7.3ha）となり、単年施工面積としては過去最高だった。
00～13年の12年間での累計施工面積は、屋上緑化が少なくとも約330ha、壁面緑化が約48ha。
なお、屋上緑化の施工面積は09年以降減少していると推定されるが、11年の施工件数は増加する見込み。また、壁面緑化は施工面積が2000年から08年まで増加し、09年に一旦減少したが、10年以降は再び増加傾向にあることがわかった。
