不動産ニュース / 開発・分譲

2012/10/5

東京建物と西鉄が参画。福岡で築40年の公社マンションを建て替え

「藤崎住宅」建て替え後のイメージ
「藤崎住宅」建て替え後のイメージ

 福岡市早良区の「藤崎住宅」建替組合が4日に、福岡市から設立認可を受けた。
 
 同住宅は、1971年に福岡市住宅供給公社によって分譲された、団地型分譲マンションで、全4棟・130戸。現状の建物は築40年以上が経過していることから、経年に伴う建物・設備の老朽化や修繕費の負担が多大となってきており、また、エレベーターがなくバリアフリー未対応のため高齢化してきた区分所有者と家族の生活が困難になっていた。そこで、10年前ほどから建て替えが検討され、2010年、(株)ラプロスと区分所有者との間で建て替えを本格検討。11年、事業協力者として西日本鉄道(株)と東京建物(株)を選定。11年5月に建て替えを決議していた。

 建て替えは、組合施行方式による団地一括建替えとし、区分所有者全員が組合に参加することで、高齢化した区分所有者の負担を出来るだけ抑えることを前提に事業を推進。

 余剰容積を活用し、総戸数232戸の分譲マンションに建て替える。セキュリティやバリアフリー、プライバシーに配慮することで、安心・安全性を高めた仕様とする。また、南北の両側にバルコニーを配した住戸やワイドスパン住戸を採用することで居住性を高めるほか、コミュニティ形成のために2つのエントランスホールやラウンジ、多目的室をはじめとした共用区間を演出していく。

 建て替え後の居室は専有面積60~111平方メートルで、間取りは2LDK~4LDK。総事業費は約40億円。今後、組合員の取得住戸選定と権利変換を経て、13年秋に着工し、15年春の竣工予定。

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