住友林業(株)は5日、同社のグループ会社である住友林業緑化(株)が、東京都と(財)都市緑化機構が主催する「第29回全国都市緑化フェアTOKYO」ガーデンコンテストで、最優秀賞の国土交通大臣賞を受賞したと発表した。
「全国都市緑化フェア」は、都市緑化意識の高揚や都市緑化に関する知識の普及、緑豊かな都市づくりを目指すことを目的に毎年開催されている博覧会。ガーデンコンテストでは、企業団体などから出品された庭や花壇、装飾作品などの技術やデザインなどの評価を行なう。
同社が今回出展した作品は、「森の心地よさと暮らす、新しい庭のかたち「里庭スタイル」」をテーマに、人と暮らしと自然の接点である「里山」の原風景を凝縮し、都市空間「里庭」として再現したもの。東北地方から調達した石材や樹木を多く使用し、東北の地が持つ自然美を融合させて表現する一方、水景施設の電源に太陽光発電を採用し、循環型の新しい庭の形を提案した。
本賞受賞の理由として、「技術・施工・デザインの観点から、施工技術の高さ、使用材料や工法の自然環境への配慮、デザインの独創性などが評価された」としている。