ミサワホーム(株)は30日、新潟県内で初となるスマートハウスタウンづくりに参画すると発表した。
JR「新潟」駅の南東約5kmにある西野・中野山地区の「西野中野山土地区画整理組合」を事業主体に、“持続的に最適な効率的エネルギー利用を住民・事業者参加形で推進しつづけるまち”をコンセプトとした、スマートタウンを計画しているもので、同プロジェクト内の実証住宅10棟を受注した。
今回の実証住宅では、同社が持つ高い断熱性能に加え、空調領域を区切り、暖房効率を向上させるほか、洗面室やホールにも暖房を設置し、住宅内でヒートショックが起こらないような対策を施す。太陽光発電システムや燃料電池、HEMSを採用し、エネルギーの効率的な利用を図るとともに、同社独自の設計手法「微気候デザイン設計」を各戸のプランニングや外構計画に採用する。
今年度中に実証実験の購入者を募集・決定し、2013年4月よりエネルギー消費量や室内の温熱環境などのデータを取得し検証をスタート。同スマートタウン内でミサワホームが建築する予定の分譲住宅設計に反映していく。