三井ホーム(株)は、2013年3月期第2四半期決算を発表した。
当期(12年4月1日~9月30日)の連結売上高813億7,800万円(前年同期比▲5.7%)、営業損失75億8,600万円(前年同期:営業損失36億1,900万円)、経常損失77億3,000万円(同:経常損失37億6,100万円)、当期純損失52億2,200万円(同:当期純損失13億8,200万円)。
主力の新築事業は、期首受注残高が前年を下回ったことから、売上高は558億600万円(前年同期比▲10.2%)の減収。営業人員の拡充など販管費が増加したことで、営業損失67億4,000万円(同38億9,600万円の損失増加)となった。
リフォーム・リニューアル事業は、住宅リフォームの期首受注残高が前年を上回り、当期受注も増加したこともあり増収となったが、オフィス・商業施設リニューアルは、オフィス工事が減少したことなどで減収。売上高は99億4,500万円(同2.7%増)、販管費の増加などで、営業損失は1億4,600万円(同1億3,100万円の損失増加)となった。
31日に行なわれた決算説明会で、同社代表取締役社長の生江隆之氏は、「営業力の強化を図るため、3大都市圏に営業人員を拡充した。注文住宅の受注は4月に落ち込んだものの、5月以降は前年同期比でプラスと再編効果に手応えを感じている。今後も、施設系建築事業や、リフォーム事業の拡大を図り、消費税率の引き上げに向けて、コストダウンの徹底、価格競争力のある商品開発などに取り組み、対応していく」などと述べた。
なお、通期では、連結売上高2,260億円、営業利益48億円、経常利益49億円、当期純利益24億円を見込んでいる。