不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2012/10/31

期首受注残の減少、販管費増加などで減収減益に/三井ホーム13年3月期第2四半期決算

「3大都市圏への営業再編効果に手応えを感じている」と話す三井ホーム(株)代表取締役社長の生江隆之氏
「3大都市圏への営業再編効果に手応えを感じている」と話す三井ホーム(株)代表取締役社長の生江隆之氏

 三井ホーム(株)は、2013年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(12年4月1日~9月30日)の連結売上高813億7,800万円(前年同期比▲5.7%)、営業損失75億8,600万円(前年同期:営業損失36億1,900万円)、経常損失77億3,000万円(同:経常損失37億6,100万円)、当期純損失52億2,200万円(同:当期純損失13億8,200万円)。

 主力の新築事業は、期首受注残高が前年を下回ったことから、売上高は558億600万円(前年同期比▲10.2%)の減収。営業人員の拡充など販管費が増加したことで、営業損失67億4,000万円(同38億9,600万円の損失増加)となった。

 リフォーム・リニューアル事業は、住宅リフォームの期首受注残高が前年を上回り、当期受注も増加したこともあり増収となったが、オフィス・商業施設リニューアルは、オフィス工事が減少したことなどで減収。売上高は99億4,500万円(同2.7%増)、販管費の増加などで、営業損失は1億4,600万円(同1億3,100万円の損失増加)となった。

 31日に行なわれた決算説明会で、同社代表取締役社長の生江隆之氏は、「営業力の強化を図るため、3大都市圏に営業人員を拡充した。注文住宅の受注は4月に落ち込んだものの、5月以降は前年同期比でプラスと再編効果に手応えを感じている。今後も、施設系建築事業や、リフォーム事業の拡大を図り、消費税率の引き上げに向けて、コストダウンの徹底、価格競争力のある商品開発などに取り組み、対応していく」などと述べた。

 なお、通期では、連結売上高2,260億円、営業利益48億円、経常利益49億円、当期純利益24億円を見込んでいる。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

Vol.428 クアラルンプールにはなぜこんなにショッピングモールがあるのか【マレーシア】」を更新しました。

熱帯気候のマレーシア、クアラルンプールの人々が日中集まるのがショッピングモール。暑さ、湿度、雨などに煩わしい思いをすることなく、朝から晩まで過ごすことのできるショッピングモールは住民にとってなくてはならない存在のようです。こうした背景から、中間層以上にむけた都市開発の根幹とされることも多いそうです。しかし、中には問題もあるようで…続きは記事をご覧ください☆