(株)東京カンテイは14日、2012年10月の三大都市圏(主要都市別)分譲マンション賃料月別推移を発表した。
同月の首都圏分譲マンションの1平方メートル当たり平均賃料は、2,461円(前月比▲0.7%)と、再び下落。都県別では、東京都が2,880円(同▲0.7%)、神奈川県が2,034円(同▲0.4%)、埼玉県が1,612円(同0.5%増)、千葉県が1,499円(同▲0.7%)。埼玉県では、さいたま市や川口市など都心寄りのエリアが強含んだことで4ヵ月連続の上昇となった。
都市圏別では、主に平均築年数の進行により全域で弱含みとなった東京23区が2,979円(同▲0.9%)と再び下落した。横浜市は2,158円(同▲0.4%)、千葉市は1,461円(同▲0.1%)。さいたま市は市内中心部の築浅物件の成約事例が増加し、1,793円(同1.4%増)と、3ヵ月連続の上昇となった。
また、近畿圏は主要エリアが揃って下落したことで、1,677円(同▲0.5%)と連続下落がストップした9月から再び弱含みとなった。中部圏は1,476円(同▲0.5%)で、愛知県が1,493円(同▲0.3%)と、1,500円の大台を割り込んだ9月から引き続き下落となった。