東京急行電鉄（株）は21日、同社とベトナム社会主義共和国INVESMENT AND INDUSTRIAL DEVELOPMENT CORPORATION（BECAMEX IDC CORP.）が設立した合弁会社BECAMEX TOKYU CO.,LTD（ベカメックス東急）によるマンションプロジェクト「SORA GARDENS（ソラ・ガーデンズ）」が着工したと発表した。
同プロジェクトは、ベトナムのホーチミン市中心部から北約30kmに位置するビンズン省において、同省の省庁移転が予定されているビンズン新都市で開発されるもので、ベカメックス東急は同社が保有する街区面積約110haの敷地に住宅と商業施設、業務施設からなる「TOKYU BINH DUONG GARDEN CITY」を開発する。
今回着工したのは住宅（総戸数1,500戸）と商業施設からなる「SORA GARDENS」（全体は3街区）の一部「SORA GARDENS I」で、総面積9,082平方メートルの敷地に鉄筋コンクリート造24階建てのマンション（総戸数413戸）を開発する。
東急電鉄は「東急多摩田園都市」等の日本における長年の不動産開発の経験やノウハウを活かすことで、洗練されたデザインや快適な居住空間、高い住宅品質を提供する方針。
また、ベカメックス東急としては、「TOKYU BINH DUONG GARDEN CITY」のコンセプトである「ガーデン」を空中庭園や壁面緑化で実現。そのほか、曲線美を生かした外観デザインと日本流の施工品質、有人管理や防犯カメラ等による管理・セキュリティ体制を強化することで、「ジャパニーズ・クオリティ」を提案する。
竣工は2014年春の予定。
