不動産ニュース / その他

2012/11/30

「住まいの耐震化」に対する意識を喚起、耐震化率アップを目指す/すてきナイスG

 すてきナイスグループ(株)代表取締役社長の日暮 清氏は29日会見し、2013年3月期第2四半期決算とグループの事業展開等について語った。

 当期(12年4月1日~9月30日)の連結売上高は1,063億500万円(前年同期比▲2.4%)、営業損失4億7,300万円(前年同期:営業利益6億4,300万円)、経常損失10億500万円(同:経常利益1億8,000万円)、当期純損失16億7,200万円(同:当期純損失1億8,900万円)となった。

 主力の建築資材事業では、東日本大震災の復旧・復興を最優先として取り組み、北東北向けの物流強化を目的に「花巻物流センター」(岩手県花巻市)の建設に着手。全国5ヵ所で開催しているイベント「住まいの耐震博覧会」については、東京都が発表した住宅の耐震化率が10年は81.2%、20年には95%まで引き上げる方針であることに言及。震災を機に、“住まいの耐震化”に対する意識が高まっている中、「同イベントでさらに耐震化への意識を喚起し、耐震化率アップにつなげたい。13年2月に行なうイベントでは、来場者数5万人を目指す」(日暮氏)とした。

 太陽光発電システムの取り扱いも強化。10年9月に設置したエコ推進部での徹底した人材育成が奏功し、販売台数は対前年比200%以上(3,000台前後)のペースで推移した。

 住宅事業については、免震・強耐震(耐震強度1.25倍)マンションの供給実績が103物件・9,722戸に。引き続き、東日本大震災の復興応援型住宅「フェニーチェホーム」の販売体制を推進していくとした。
 また、BCP(事業継続計画)への対応として、本社ビル(横浜市鶴見区)を耐震強度1.25倍に耐震改修したほか、本社機能の代替拠点として京都本部を設置したことにも言及した。

 なお、通期の業績予想については、連結売上高2,420億円、営業利益34億円、経常利益24億円、当期純利益11億円を見込んでいる。

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