国土交通省は30日、12年9月分の「建設工事受注動態統計調査報告」(大手50社調査)を発表した。
同月の受注高は、6,283億円(前年同月比▲13.8%)と5ヵ月ぶりに減少。国内では、民間工事、公共工事共に減少し、国内合計は6,030億円(同▲14.7%)となり、2ヵ月連続で減少。
民間工事は4,337億円(同▲2.0%)と3ヵ月ぶりに減少。製造業では同3.1%増、非製造業では同▲3.6%となった。発注者別では、不動産業、卸売業、小売業、金融業、保険業等が増加し、サービス業、運輸業、郵便業、電気・ガス・熱供給・水道業等が減少した。工事種類別では、建築、土木ともに減少。住宅、事務所・庁舎、鉄道等が増加し、教育・研究・文化施設等が減少。
公共工事は1,329億円(同13.6%増)と2ヵ月連続で増加した。国の機関(同22.3%増)は5ヵ月連続で増加、地方の機関(同▲73.3%)は3ヵ月連続の減少。発注者別では、国の機関はすべて増加し、地方の機関は、市区町村、地方その他が増加、それ以外が減少した。工事種類別では、建築、土木ともに減少。港湾・空港、土地造成、治山・治水等が増加し、道路、事務所・庁舎、住宅等が減少した。