不動産ニュース / 開発・分譲

2012/11/30

東京・目黒で新コンセプトオフィスビル第1弾竣工。多様な働き方へ対応/東急不動産

「新目黒東急ビル」外観
「新目黒東急ビル」外観
屋上庭園。ハイカウンターやコンセントが設置され、外で緑を感じながら仕事をすることができる
屋上庭園。ハイカウンターやコンセントが設置され、外で緑を感じながら仕事をすることができる
見える化モニター(BEMS)。電気使用量を見える化し、消費電力を最適にコントロールすることができる
見える化モニター(BEMS)。電気使用量を見える化し、消費電力を最適にコントロールすることができる

 東急不動産(株)は、オフィスビル「新目黒東急ビル」(東京都目黒区)を竣工。30日、報道陣に公開した。

 同ビルは、JR山手線・東急目黒線ほか各線「目黒」駅から徒歩2分に位置する地上14階地下1階建てのオフィスビル。敷地面積3,081.76平方メートル、延床面積2万2,345.79平方メートル。同社のオフィスビル事業の新コンセプト「building smiles」の第1号物件となる。総事業費は160億円。スターバックスコーヒージャパン(株)本社などが入居、現在までの入居率は約84%。

 開発にあたって、ノマドワーキングや女性目線の重視など、これまでのオフィスビルでは顧みられることが少なかった多様な働き方への対応をテーマとし、女性スタッフを企画立案の中心に据えたほか、女性だけのブレインストーミングなどでニーズを抽出した。 

 自転車通勤者や営業社員がリフレッシュできるよう、シャワーブースや駐輪場を設置。4・6・8階の各フロアには、コクヨファニチャー(株)の協力で、フロアテナントが業務にも利用できるよう工夫した屋上庭園を設けた。女性が働きたくなるオフィスを意識し、トイレにフィッテイングルームや小物入れなども設置している。

 また、各フロアには、BEMS(ビル・エネルギー管理システム)モニターを設置。自然換気装置、自動調光装置などにより、環境負荷の低減と、テナントのエネルギー使用量軽減も行なっている。

 同日、説明にあたった同社ビル事業本部 事業企画グループ 課長補佐の仲神志保氏は「オフィスは、1日の大半の時間を過ごす重要な場所。家と同じように緑があり、光や風の入る空間をイメージした。テナントに入る皆様が笑顔で仕事ができるように運営していきたい」などと述べた。

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