不動産ニュース / ハウジング

2012/12/26

耐震構造と制震構造の実大実験を実施/アイフルホーム

「耐震構造体」加振全景(左)、「耐震+制震の構造体」加振全景(右)
「耐震構造体」加振全景(左)、「耐震+制震の構造体」加振全景(右)

 (株)LIXIL住宅研究所 アイフルホームカンパニーは、10月24~11月8日に掛け(独)防災科学技術研究所(つくば)内の大型耐震実験施設において、耐震構造と制震構造の実物大実験を実施した。

 実験を行なったのは、「グランドスクラム構法」の構造体(耐震構造体)と、「グランドスクラム構法」に「次世代制震システムEVAS」を加えた構造体(耐震+制震の構造体)の2種類。それぞれの構造体について、阪神・淡路大震災クラス(震度6強~7クラス)の自身を繰り返し加振した。

 「耐震構造体」では、加振10回の実験で内装と構造体に損傷が生じたものの、倒壊には至らなかった。「耐震+制震の構造体」では、内装に一部損傷が生じたものの、構造体に目立った損傷はみられなかった。

 また、加振1回目の建物の変形量では、「耐震+制震の構造体」は、「耐震構造体」比でおよそ2分の1に低減される結果に。さらに、10回の加振に対し、1回目と10回目で建物の変形量が大きく変わらなかったことから、「耐震+制震の構造体」が繰り返しの地震に強いことが明らかになった。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/12

記者の目を公開しました

「シロアリ被害、発見できるのは今!」を更新しました。
知らずに進行するシロアリ被害…放置すると建物強度が低下。また、気が付かずに売却をしてしまえば契約不適合責任に当たることも…!? 早期発見が望まれますが、普段は床下でうごめいていて自分で見つけるのは難しいものです。しかし春から夏はシロアリが発見しやすくなるチャンスタイムだとか…?専門事業者を取材しました。