不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/1/10

企業の2割超が「オフィスの新規賃借予定あり」。BCP策定済み企業も過半数に/森ビル調査

 森ビル(株)は10日、「2012年 東京23区オフィスニーズに関する調査」結果を発表した。本社が東京23区内に立地する資本金上位1万社を対象に実施。2,118社から回答を得た。

 新規賃借予定が「有り」とする回答は23%(前年比1ポイント増)で、4年連続の2割を超えた。業種別では「金融・保険業」が20%(同6ポイント減少)となった一方で、「製造業」は19%(4ポイント増加)と増えた。「外資系企業」が26%(同2ポイント減少)、「日本企業」が22%(同2ポイント増)となった。

 新規賃借面積は「拡大」が54%(前回調査時:50%)と増加し、「縮小」は17%(同:22%)と減少し、前向きなオフィス移転の動きがうかがえた。新規賃借理由は、「耐震性の高いビル」が40%(同:35%)と3年連続ポイントが増えトップ。「賃料の安いビルに移りたい」(36%)、「業容・人員拡大」(34%)が続いた。

 また、企業の事業継続計画(BCP)の策定については、策定予定を含む割合は76%にのぼり、依然関心度が高いことがうかがえた。策定済みの割合は50%(11年4月調査時:35%)と増え過半数に達した。

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