不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/1/23

首都圏中古マンション価格、3ヵ月ぶりに上昇/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは22日、2012年12月の三大都市圏・主要都市別の「中古マンション70平方メートル価格月別推移」を発表した。同社データベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の「売り希望価格」を行政区単位に集計・算出、70平方メートル当たりに換算したもの。

 首都圏の中古マンション価格は2,821万円(前月比0.2%増)と3ヵ月ぶりに上昇。明らかな下落基調から脱しているため、ほぼ底入れしたものと見られる。都県別では、東京都が3,688万円(同0.9%増)と上昇したが、神奈川県2,401万円(同0.9%減)、埼玉県1,817万円(同0.5%減)、千葉県1,800万円(同0.6%減)と、周辺3県では下落した。神奈川県は前月に連続下落に歯止めが掛かっていたものの、今月は再び下落し、価格推移は一進一退を繰り返す踊り場を迎えている。
 主要都市は、東京23区では全体的に上昇したことで3,975万円(同1.2%増)となった。さいたま市は2,130万円(同0.1%増)とわずかに上昇したが、横浜市は2,516万円(同0.6%減)と10ヵ月連続で下落。前年同月比も6.5%減と他の主要都市に比べて大きく下げた。千葉市は1,745万円(同0.9%減)で下落。周辺3県の主要都市では県平均と同様に横ばいから弱含みとなっている。

 近畿圏の中古マンション価格は1,791万円(同変動なし)、大阪府1,827万円(同0.2%増)と兵庫県1,785万円(同変動なし)と大きな変動はみられなかった。中部圏は1,474万円(同0.6%増)、愛知県は1,493万円(同0.6%増)で、10月以降は下落傾向から変化し横ばいに推移している。

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