不動産ニュース / その他

2013/1/24

渋谷駅周辺3ヵ所で大規模ビルを開発する都市計画提案実施/東急グループ他

ハチ公広場付近上空より恵比寿方面を望む完成イメージ
ハチ公広場付近上空より恵比寿方面を望む完成イメージ

 東急不動産(株)、東京急行電鉄(株)、東日本旅客鉄道(株)、東京地下鉄(株)、道玄坂一丁目駅前地区市街地再開発準備組合(以下、道玄坂準備組合)の各事業者は23日、東京都知事に、都市再生特別措置法に基づく都市再生特別地区の都市計画の提案を行なった。

 東急不動産は、道玄坂準備組合に地権者および事業協力者として参画。同組合が提案した「渋谷駅地区 道玄坂街区開発計画」では、渋谷区道玄坂一丁目2・8番地の敷地面積約3,330平方メートルの地に、地上17階地下5階建ての店舗・オフィスビルを建設する。工期は2015~18年度、開業は18年度の予定。

 東京急行電鉄は、東急東横線周辺地区に隣接する権利者と共同で推進する「渋谷駅南街区プロジェクト」を提案。渋谷区渋谷三丁目の敷地面積約7,100平方メートルの地に、地上33階地下5階建ての店舗・オフィスビルを建設する。工期は13~17年度、開業は17年度の予定。

 東京急行電鉄、東日本旅客鉄道、東京地下鉄は、提案した「渋谷駅地区 駅街区開発計画」では、渋谷区渋谷二丁目の敷地面積約1万5,300平方メートルの地に、地上46階・高さ約230mの店舗・オフィスビル(東棟、中央棟、西棟)を建設。工期は13~27年度、開業は東棟が20年、中央・西棟が27年の予定。
 
 この3つの事業は、(1)交通結節機能の強化による快適で分かりやすい歩行者ネットワークの形成、(2)生活文化の発信拠点としての魅力を増しまちの国際競争力を高める都市機能の導入、(3)防災機能の強化と環境改善への取り組み、等を連携して一体的に取り組むもの。現在のJR山手線、東急東横線、東京メトロの「渋谷」駅直上に位置する駅街区を中心に近接しており、同地区が抱えてきた課題の抜本的な解決を目指し進めていく。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。