不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は20日、同社のネットワークにおける2012年12月期の首都圏新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格データを公表した。対象物件は、登録物件が新築戸建7,019件、中古マンション927件、成約物件が新築戸建1,451件、中古マンション317件。
新築戸建の平均登録価格は、1戸当たり3,180万円(前年同月比4.4%下落、前月比1.0%下落)と前年同月比で11ヵ月連続の下落、前月比でも前月の上昇から下落に転じた。平均成約価格は1戸当たり3,259万円(同0.7%下落、同2.5%上昇)と、前年同月比では4ヵ月連続の下落となった。税制改正前の様子見もあり、高額物件の多い東京23区・東京都下・神奈川県の成約減少等が影響した。前月比では前月の下落から再び上昇へ転じた。
中古マンションの平均登録価格は1戸当たり2,121万円(同9.5%下落、同1.8%上昇)と、前年同月比では10ヵ月連続の下落。平均成約価格は2,034万円(同7.0%下落、同0.6%上昇)で、前年同月比では2ヵ月連続の下落となったが、前月比は上昇した。東京23区・都下・神奈川県の平均価格の下落が影響しており、とくに神奈川県で1,000万円未満と1,000万円台の物件割合が合計で11.1ポイントも増えたことが響いた。