大東建託(株)は1月31日、2013年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(12年4月1日~12月31日)の連結売上高は8,192億2,600万円(前年同期比6.4%増)、営業利益541億7,900万円(同0.1%増)、経常利益563億7,800万円(同1.2%増)、当期純利益343億5,100万円(同9.0%増)と増収増益。
主力の建設事業は、昨年来の好調な受注工事高を背景に、完成工事高3,284億4,100万円(同5.3%増)を計上したが、労務費がかさんだ影響で、売上総利益1,152億7,900万円(同1.0%減)、完成工事総利益率35.1%(同2.2ポイント減)となった。受注工事高は4,948億6,500万円(同10.7%増)、受注工事残高は7,399億5,800万円(同24.2%増)だった。
不動産事業では、一括借上物件の増加による家賃収入増で売上高4,679億6,000万円(同6.9%増)となった。単体での入居者斡旋件数は14万3,601件(同0.9%増)、期末の居住用物件入居率は95.8%(0.1ポイント減)、事業用物件の入居率は95.4%(同1.6ポイント増)だった。
同日開催の説明会で同社取締役執行役員の西村智之氏は「営業力の強化により好調な受注を維持することができた。今後も東京23区や横浜市など、市場のポテンシャルの高い都市部への出店を拡大し、さらに営業力を強化していきたい」などと述べた。
通期では、連結売上高1兆1,669億円、営業利益840億円、経常利益865億円、当期純利益512億円を見込む。