不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2013/2/5

前期の「赤坂パークビル」売却の反動減で減収減益/三菱地所13年3月期第3四半期決算

 三菱地所(株)は4日、2013年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。

 当期(12年4月1日~12月31日)は、営業収益6,549億7,600万円(前年同期比2.5%減)、営業利益876億3,500万円(同15.5%減)、経常利益692億1,900万円(同16.5%減)、当期純利益339億200万円(同34.6%減)。

 主力のビル事業は、12年1月に竣工した「丸の内永楽ビルディング」の収益等が寄与したものの、前年同期に「赤坂パークビル」の売却収入を計上したことから、営業収益3,305億1,300万円(同15.3%減)、営業利益836億3,500万円(同28.2%減)の減収減益に。

 住宅事業では、「ザ・パークハウス追浜」(神奈川県横須賀市)、「ザ・パークハウス三軒茶屋タワー」(東京都世田谷区)などの売上計上戸数が大幅に増加し、営業収益2,201億2,100万円(同38.5%増)、営業収益60億3,400万円(同:営業損失78億5,800万円)となった。

 説明に当たった同社広報部長の高野圭司氏は、「マンション事業は、震災の影響で前年同期の竣工・引き渡しが少なかったが、本年は平準化し、売上計上戸数が大幅に増加した。販売状況は引き続き堅調で、今後もファミリー層の需要を中心に底堅く推移していくと見ている」などと語った。

 通期では、営業収益9,340億円、営業利益1,340億円、経常利益1,050億円、当期純利益500億円を見込む。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。