サンフロンティア不動産はこのほど、2013年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(12年4月1日~12月31日)の連結売上高は60億4,500万円(前年同期比27.4%増)、営業利益13億9,100万円(同197.9%増)、経常利益13億3,400万円(同217.8%増)、当期純利益15億7,700万円(同308.7%増)。
当期は、不動産証券化事業が共同出資案件の売却に伴う投資分配収入により、売上高5億3,200万円(同1617.0%増)と大幅な増収となった。売買仲介事業も取り扱い量が拡大、売上高5億4,700万円(同126.4%増)と、不動産市況回復を背景に各事業で収益が改善した。
今後は、都心中小型オフィスビルのテナント斡旋力を強みに富裕層を対象とした不動産再生事業と不動産サービス事業に、ワンストップで取り組む。また、13年春に台湾に拠点を設置、国内と同じサービスを台湾の富裕層に提供していく。
8日開催の決算説明会で同社代表取締役社長の堀口智顕氏は、「景気の後押しもあって全体的に良くなってきているが、そういう時こそ景気に向かって走っていかなくてはいけない。今後も市場のニーズを捉え、お客さまに貢献していきながら、堅実に企業の発展につなげていきたい」などと述べた。