不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/3/18

12年下期のマンション賃料、23区・都心5区ともわずかに下落/JREI調査

 一般財団法人日本不動産研究所(JREI)は15日、「住宅マーケットインデックス2012年下期」調査結果を発表した。アットホーム(株)と(株)ケン・コーポレーションから提供された事例データを基に、賃貸および分譲マンションの賃料・価格・平均利回りを、新築・中古(築10年)の築年数別、大型(80平方メートル以上)・標準(40~80平方メートル未満)・小型(40平方メートル未満)のタイプ別、都心5区や東京23区などエリア別に集計・分析した。調査期間は12年7~12月。

 1平方メートル当たりのマンション賃料は、都心5区の新築では、大型が4,744円(前期比1.8%下落)、標準が4,151円(同1.0%下落)、小型が4,271円(同0.4%下落)。中古は、大型が4,210円(同1.5%下落)、標準が3,771円(同1.0%下落)、小型が3,971円(同0.4%下落)と、小幅上昇した前期の反動から、新築・中古ともに大型・標準タイプはわずかに下落、小型は横ばいだった。
 東京23区では、新築も、大型が4,172円(同1.6%下落)、標準が3,256円(1.4%下落)、小型が3,608円(同0.9%下落)。中古は、大型が3,678円(同1.2%下落)、標準が2,963円(同1.1%下落)、小型が3,373円(同0.9%下落)となり、下落幅は縮小したが、全タイプで下落した。

 一方、1平方メートル当たりのマンション価格は、都心5区の新築は、大型が145万5,000円(同22.2%上昇)、標準が102万1,000円(同5.3%上昇)、小型が105万円(同1.9%上昇)。中古は、大型が89万5,000円(同17.5%下落)、標準が75万9,000円(同2.4%下落)、小型が73万2,000円(同3.1%上昇)。新築の大型・標準タイプは、前期の下落の反動から上昇した。
 東京23区では、新築は大型が117万7,000円(同20.4%上昇)、標準が79万2,000円(同4.0%上昇)、小型が96万7,000円(同1.2%上昇)。中古は、大型が65万円(同11.7%下落)、標準が56万3,000円(同2.2%下落)、小型が61万2,000円(同2.5%上昇)と、中古の大型・標準タイプのみ下落が継続している。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。