不動産ニュース / 開発・分譲

2013/3/25

新生「歌舞伎座」、4月2日に開場/松竹

「歌舞伎座」外観
「歌舞伎座」外観
客席は3階からでも花道を観ることができる
客席は3階からでも花道を観ることができる
約4.4mから約16.4mに深くした奈落
約4.4mから約16.4mに深くした奈落

 松竹(株)は25日、4月2日に開場する「歌舞伎座」(東京都中央区)を報道陣に公開した。

 「歌舞伎座」は、老朽化により2010年4月から休館、建て替えが行なわれていた。従来の外観はそのままに、後方の土地をオフィスビルタワー「歌舞伎座タワー」として一体的に開発。複合施設「GINZA KABUKIZA」として13年2月に竣工した。

 同施設は、地下2階で東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座」駅に直結。地上29階地下4階建てで、延床面積は約9万4,000平方メートル。1~4階が歌舞伎座劇場、7~29階がオフィスとなる。災害時の帰宅困難者を受け入れるための機能も備えており、約3,000人が3日間程度、非常時に待機できるだけのスペースと食料等を提供する。

 新劇場は、バリアフリーを重視。エレベーター、エスカレーターを新たに導入した。客席は、1~3階まで合計1,808席。一部座席に、新システムの字幕ガイドも導入した。舞台は、間口は27.573m、高さ6.363mと、従前の寸法を受け継いでいる。廻り舞台は、直径(約18m)は同じだが、奈落を約4.4mから約16.4mに深くした。3ヵ所だった舞台上の迫も、1つ奥に増やし、以前より大掛かりな大道具を動かせるようにした。

 また5階には、本物の歌舞伎の衣装や小道具などを展示する「歌舞伎座ギャラリー」や、広さ約450平方メートルの屋上庭園を設置。自由に見学することができる。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。