不動産ニュース / その他

2013/3/29

柏の葉キャンパス、カーシェア用EV使い災害時の非常用電源を確保/KACITEC

 NPO法人柏の葉キャンパスシティITコンソーシアム(KACITEC)は、柏の葉キャンパス地域(千葉県柏市)での「いろんな乗り物“街乗り!”シェアリング」サービスを拡充すると発表した。

 「いろんな乗り物“街乗り!”シェアリング」とは、電気自動車(EV)などのエコカー、電動バイク、電動アシスト自転車などの複数種類の乗り物を統合運用するマルチ交通シェアリングサービス。都市交通のCO2排出量削減や利便性向上などを目指した社会実験として2011年6月に開始、現在会員約400名が利用している。

 4月1日、新たにEV「リーフ」を導入。リーフの電源を家庭用電源に変換する装置「EVパワーステーション」に、携帯電話やスマートフォンの非常用コンセントなどを設置した「防災エネルギーボックス」につなぐことで、通信機器の電源として活用。その電力を地域の防災拠点に供給するなど、非常時電源として使用する。同ボックスは、柏市役所と東葛テクノプラザに設置予定。

 また、リーフでは「GPSによる車両位置の管理技術」「車両搭載型のIC認証器による開錠システム」を導入。一定エリア内に駐車することで返却を認識するほか、認証に使用していた「キーボックス」が不要となる。同システムを他モビリティにも応用し、省コストでのポート増設を可能とした。

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