不動産ニュース / 開発・分譲

2013/4/11

横浜・日ノ出町で複合・制震タワーマンション発売/大京、大和ハウス工業

「ザ・スカイクルーズタワー」完成予想図
「ザ・スカイクルーズタワー」完成予想図
3LDK(専有面積113㎡)のモデルルーム。上層階のプレミアム住戸は、天井高を超える腰窓が特長。SI工法により階高3
3LDK(専有面積113㎡)のモデルルーム。上層階のプレミアム住戸は、天井高を超える腰窓が特長。SI工法により階高3

 (株)大京は、大和ハウス工業(株)と共同で、「日ノ出町駅前A地区第一種市街地再開発事業」の住居部分となる分譲マンション「ザ・スカイクルーズタワー」(横浜市中区、総戸数187戸、地権者住戸49戸)を、6月上旬にも発売する。

 同再開発は、京浜急行線「日ノ出町」駅徒歩1分、大岡川沿いにの約6,500平方メートルで行なわれているもの。権利者は40名。低層住宅・商店などの密集地を高層タワーに建て替え、駅からのアプローチ改善、歩道の拡幅、大岡川の護岸整備、周辺の緑と一体化した植栽などを一体的に行なう。大京と大和ハウスは、2009年に参加組合員として事業参画した。事業比率は、大京51%、大和ハウス工業49%。

 「まちと緑のネットワーク」をテーマに、野毛山の緑、街路樹、大岡川沿いの緑と一体化するよう、敷地周辺にサクラ・もみじ・イチョウを植栽するほか、建物屋上の緑化、屋上菜園、共用施設「キッズガーデン」、ビオトープなどで緑化率20%を実現。収穫祭や緑のカーテンをテーマにしたセミナー等、緑を核にしたコミュニティ形成も行なう。

 建物は、地上22階建ての制震構造。1~3階部分が商業施設、4~7階が有料老人ホーム、8階以上が住戸となる。建物1階に、駅前方面から大岡川方面に抜ける店舗に挟まれた通路を設置。低層部には、横浜の歴史をモチーフに、レンガを使ったアクセントを多数設ける。非常用発電機、太陽光発電、24時間有人の防災センターなど安心安全も強化した。

 住戸は、1LDK~3LDK、専有面積40~116平方メートル。SI工法の採用で、階高3,200mm、天井高2,500mmを確保しているのが特長。

 20日からモデルルーム事前案内会を実施。これまでに、約850件の反響を得ている。反響者の8割が神奈川県内在住で、その65%が横浜市民。販売予定価格は、1LDKが2,000万円台中盤~、2LDKが3,000万円台中盤~、3LDKが4,000万円台中盤~を予定している。

 11日会見した、同再開発組合副理事長の名取 寛氏は「完成後も、全住戸の3割に地権者が住む、地域に根差したマンションとして、地元と一体になって計画を練り上げてきた。日ノ出町はいま、官民挙げてアートのまちに生まれ変わりつつある。店舗・福祉施設・住宅それぞれが相乗効果をあげることで、横浜の再開発に寄与したい」などと語った。
  

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