明和地所(株)は12日、2013年3月期(12年4月1日~13年3月31日)業績予想を修正した。
修正後の業績予想は、連結売上高365億円(前回発表比20.1%減)、営業損失65億5,000万円(前回発表:営業利益37億円)、経常損失78億円(同:経常利益22億円)、当期純損失114億6,000万円(同:当期純利益12億円)。
消費税増税問題等の影響により、第2四半期以降の新規物件供給スケジュールに遅れが生じ、契約高が予算400億円に対し実績306億円にとどまったため、売上高が大幅に減少、各利益も大幅に下回り、赤字に転落する。また、棚卸資産評価の会計基準に基づき棚卸資産評価損約85億円を売上原価に計上。繰延税金資産約35億円も取り崩し、当期純利益も大幅に減少する。
これらにより、同期配当は無配となる。なお、業績悪化の責任を取り、代表取締役の役員報酬50%減額をはじめとする役員給与・賞与の減額を、13年4~6月まで行なう。