不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/4/22

一人暮らしの部屋タイプ、経済性からワンルームの回答割合が上昇/全宅連調査

 (公社)全国宅地建物取引業協会連合会は22日、「一人暮らしに関する意識調査」の結果を発表した。若年層の一人暮らしについて、インターネットによりアンケート調査したもの。調査期間は2012年12月28日~13年2月28日、有効回答者数は1万4,234件。

 若年層の一人暮らしの賛否では、81.9%が「賛成」と回答。賛成理由のトップは「自立心が高まる」(62.1%)で、続いて「社会性を身につける」(26.2%)となった。反対理由のトップは「経済的に無理」が43.5%。

 一人暮らしの部屋の希望タイプは、「1DK」が29.1%でトップ。2位「1LDK」(21.3%) 、3位「1K」(20.7%)と、昨年調査と順位は変わらず。一方「1R」との回答が20.3%で前年比で2ポイント上昇。経済性との両立を考えての現実的な判断によるものと、同会では分析している。

 また、家賃希望額は、トップは「4万円以下」の45.7%で、昨年の同価格帯の回答(21.7%)と比べて倍増した。以下「4~5万円」が25.0%、「5~6万円」が18.2%。部屋探しで重視する点については、条件では「家賃の額」が29.4%でトップに。重視する環境では「商店スーパーなどの買い物施設が近い」が27.2%で同じくトップとなった。

 重視する部屋の設備では、「エアコン付」(15.6%)、「トイレ・バスの分離」(14.1%)、「収納スペースが広い」(11%)の順に。なお、「駐車場がある」は3.1%で、2年連続で減少。一方「駐輪場がある」は2年連続上昇の1.3%となり、都会を中心としたクルマ離れと、自転車の積極活用の流れがうかがえる結果となった。

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