不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/4/25

首都圏大型マルチテナント型物流施設、空室率が過去最低水準を更新/CBRE調査

 シービーアールイー(株)(CBRE)は24日、賃貸物流施設の市場動向(2013年第1四半期)を発表した。首都圏(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県)の延床面積1万坪以上の物流施設58棟、近畿圏(大阪府、兵庫県)の12棟を対象に調査したもの。

 首都圏の空室率は2.8%(前期比0.9%ポイント減)と、低水準で推移。既存物件は1.8%(同0.7ポイント減)と、04年調査開始以来の過去最低水準を更新。まとまった空室が既存テナントの増床によって埋まるケースが多く、空室率の低下に寄与したことが要因。

 近畿圏の空室率は、前期に引き続き1.5%を維持。既存物件では、100%稼働が5期連続で継続している。

 同社は、「首都圏の今後1年の新規供給は、過去5年と比較して約2.7倍の高水準だが、プレ・リーシングは堅調な需要を背景に好調。すでに半分程度の面積についてテナントが決定している」と推定。「供給量自体が大きいため、空室率を引き上げる要因となる可能性は高いが、13年中の影響は限定的になる見通し」と分析している。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/25

記者の目を公開しました

今の若い世代が集合住宅に求めるものとは?」を公開しました。
住宅に求められるものが多様化する中、若い世代は何を求めているのでしょうか。今回は、若者自身が集合住宅の企画アイディアを提案する「学生プランニングコンペ」(開催:スカイコート(株))を取材しました。