(株)東京カンテイは15日、2013年4月の三大都市圏(主要都市別)分譲マンション賃料月別推移を発表した。
同月の首都圏分譲マンションの1平方メートル当たり平均賃料は2,527円(前月比0.6%減)と、3ヵ月ぶりに下落。昨年末にかけて急上昇した賃料水準は緩やかに調整されつつある。都県別では、東京都は2,978円(同0.0%)と横ばい、神奈川県は2,069円(同0.4%減)、埼玉県は1,649円(同0.1%減)と下落。千葉県は1,507円(同0.9%増)と、千葉市や船橋市が牽引して再び上昇した。
都市圏別では、東京23区は3,082円(同0.0%)、横浜市は2,194円(同0.4%増)と概ね横ばい。千葉市は緑区を除く全域で横ばいから強含みとなったことで、1,505円(同2.6%増)と、12ヵ月ぶりに1,500円台に回復した。さいたま市は1,829円(同1.1%減)と5ヵ月ぶりにマイナスとなったが、12年下半期以降の上昇基調は維持している。
近畿圏は1,814円(同1.7%増)と引き続き上昇し、1,800円を突破。大阪府は1,898円(同0.6%増)と再び上昇して事例数も増加、兵庫県では平均築年数が若返った神戸市が賃料水準を押し上げて県平均は1,721円(1.4%増)と17ヵ月ぶりに1,700円を上回り、主要エリアが圏域平均の賃料水準を底上げしている。
中部圏は、愛知県が平均築年数が若返ったことで、1,599円(同1.5%増)と引き続き上昇した影響で1,571円(同1.2%増)と、前月比上昇が続いた。