不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/5/15

首都圏分譲マンション賃料、急上昇した賃料水準が調整され3ヵ月ぶり下落/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは15日、2013年4月の三大都市圏(主要都市別)分譲マンション賃料月別推移を発表した。

 同月の首都圏分譲マンションの1平方メートル当たり平均賃料は2,527円(前月比0.6%減)と、3ヵ月ぶりに下落。昨年末にかけて急上昇した賃料水準は緩やかに調整されつつある。都県別では、東京都は2,978円(同0.0%)と横ばい、神奈川県は2,069円(同0.4%減)、埼玉県は1,649円(同0.1%減)と下落。千葉県は1,507円(同0.9%増)と、千葉市や船橋市が牽引して再び上昇した。

 都市圏別では、東京23区は3,082円(同0.0%)、横浜市は2,194円(同0.4%増)と概ね横ばい。千葉市は緑区を除く全域で横ばいから強含みとなったことで、1,505円(同2.6%増)と、12ヵ月ぶりに1,500円台に回復した。さいたま市は1,829円(同1.1%減)と5ヵ月ぶりにマイナスとなったが、12年下半期以降の上昇基調は維持している。

 近畿圏は1,814円(同1.7%増)と引き続き上昇し、1,800円を突破。大阪府は1,898円(同0.6%増)と再び上昇して事例数も増加、兵庫県では平均築年数が若返った神戸市が賃料水準を押し上げて県平均は1,721円(1.4%増)と17ヵ月ぶりに1,700円を上回り、主要エリアが圏域平均の賃料水準を底上げしている。

 中部圏は、愛知県が平均築年数が若返ったことで、1,599円(同1.5%増)と引き続き上昇した影響で1,571円(同1.2%増)と、前月比上昇が続いた。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/25

記者の目を公開しました

今の若い世代が集合住宅に求めるものとは?」を公開しました。
住宅に求められるものが多様化する中、若い世代は何を求めているのでしょうか。今回は、若者自身が集合住宅の企画アイディアを提案する「学生プランニングコンペ」(開催:スカイコート(株))を取材しました。