アーバンライフ(株)は14日、2013年3月期決算を発表した。
当期(12年4月1日~13年3月31日)は、連結売上高23億5,200万円(前期比52.8%減)、営業利益5億5,700万円(同56.5%増)、経常利益3億5,400万円(同122.9%増)、当期純損失2億9,100万円(前年同期:当期純利益7,600万円)。
同社グループでは、13年11月に事業再構築計画を策定。同社の主力事業であった新築分譲マンションから一時撤退し、分譲マンション事業用地として同社が保有していた開発用不動産等の売却等を実施。親会社である森トラスト(株)を引受先とする新株発行(普通株式)と同社からの借入金の一部について債務免除支援を受け、有利子負債の大幅な圧縮と抜本的な財務基盤の強化を図った。今後は、不動産賃貸事業、販売代理・仲介事業、不動産管理事業を中心とした事業構造に転換する。
前期で完成在庫の販売が終了。新築分譲マンション事業の一時撤退等により、不動産販売事業の売上高はなし(前期:売上高28億5,600万円)。過年度販売物件のアフターサービス工事費用や販売用不動産の維持費等の発生により、営業損失1,200万円(同:営業利益700万円)を計上した。
不動産賃貸事業は、前期に実施した販売用不動産の所有目的変更により賃貸物件数が増加したことから、賃料収入12億6,400万円(前期比137.0%増)、営業利益4,600万円(同111.0%増)となった。
なお、次期は連結売上高23億5,000万円、営業利益5億円、経常利益4億円、当期純利益3億5,000万円を見込んでいる。