不動産ニュース / ハウジング

2013/5/23

都心狭小地をターゲットに5階建て住宅を提案/パナホーム

「Vieuno5青山」外観
「Vieuno5青山」外観
5階のリビング。手前は500mmのサンクンユニットを採用し、3
5階のリビング。手前は500mmのサンクンユニットを採用し、3

 パナホーム(株)はこのほど、5階建てモデルハウス「Vieuno5(ビューノ・ファイブ)青山」(東京都渋谷区)を開設。22日、報道陣に公開した。

 山手線沿線内の総合展示場で5階建て商品を展示するのは、同社が初めて。自宅専用、自宅と賃貸住宅、店舗スペースとの併用等、多彩なバリエーションを展開できる重量鉄骨住宅「Vieuno」をベースに、都会的なイメージを盛り込んだ。渋谷区・港区・目黒区・品川区は、利便性が高く人口・世帯数が増加傾向にあり、用途地域が混在し商業地域における需要も高いことから、これらエリアをメインターゲットに提案するもの。

 業界最大となる2,700mmのオーバーハングを採用。狭小敷地におけるガレージの確保を可能とし、間取りプランの対応力も向上させた。また、部分的に必要な場所の床を下げる「サンクンフロアーシステム」を、300mmと500mmの2種類用意。天井高の調節により、斜線制限を受けることが多い都心部で、これまでであれば収納としていたスペースを居室として利用できるようにした。
 また、室内側に段差のない「単純段差出入口」を各階で対応。新開発の床遮音システム「QON(キュウオン)-50」をオプションとして用意。日常生活に多い軽量衝撃音を従来より15dB低減、遮音性を向上させた。

 同日会見した同社常務執行役員東京営業本部長の平澤博士氏は、「日本初の5階建てモデルハウスとなった本所吾妻橋展示場は、昨年80棟を受注するなど、需要の高まりを感じている。今後も、提案力を高めた商品を供給していきたい」と話した。

 同モデルハウスは延床面積約499平方メートル(各階の床面積は100平方メートル前後)、オプションを除く本体価格は1坪当たり80万円後半~。同社は、4・5階建て住宅で年間120棟の受注を目指す。

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