


三菱地所(株)は28日、横浜・みなとみらい地区(MM21地区)で6月21日にオープンする商業施設「MARK IS みなとみらい」(横浜市西区)の一部を報道陣向けに公開した。
同施設は、敷地面積1万8,046.56平方メートル、延床面積約11万6,189.73平方メートル、鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造地上6階地下4階塔屋1階建て。MM21地区の34街区に位置し、地下4階で横浜高速鉄道(みなとみらい線)「みなとみらい」駅に直結予定。同地区では最大規模の商業施設となる。
“ライフエンターテイメントモール”をテーマに近隣に住むファミリーやミセスから、観光客まで幅広い層をターゲットに設定。日用使いに便利なスーパーやドラッグストアのほか、横浜ならではのロケーションを楽しめるテラス付きレストランゾーンや体験型エンターテイメントパークなど、同施設ならではのスペースも用意する。テナント数は全189店舗。
見学会当日は外観や一部共用スペースを公開。外観は凹凸や素材の変化をつけることで、圧迫感のない仕様に。また、「みんなの庭」と称した果樹園、菜園などがあるフリースペースや植栽豊かなテラスを設置するなど、「立体都市公園」をイメージしたスペースを随所に設けた。これらでは今後収穫体験などのイベントを企画予定だという。
同社執行役員・横浜支店店長の千葉 太氏は「当社はMM21地区の開発に当初から参画。その一つであるランドマークタワー開業から20年、そしてMM21地区開発開始から30年という節目の年を迎えた。『MARK IS みなとみらい』とともにまちの回遊性を高め、さらなる活性化に寄与したい」などと述べた。
なお、同社では45街区のジャックモール跡地(EAST)でグローバルな人材を育成する研究所の開発も進めていることを発表。今年9月着工、2015年2月末竣工を予定。